ワイズサイエンスクリニック

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再生医療

R e g e n e r a t i v e m e d i c i n e

再生医療とは

01

「患者様自身の細胞・組織または他者の細胞・組織を培養等加工したものを用いて、失われた組織や臓器を修復・再生する医療のこと」(厚生労働省医薬食品局)です。失われた機能や組織を細胞や再生組織で補うことにより、根本的な治療を目指す医療で、治療が困難な疾患に対する新たな治療法を提供できる可能性が期待されています。近年の再生医療分野の進歩は目覚ましいものがありますが、再生医療は概して個別性の非常に高い医療であり、治療効果・安全性・費用・既存治療に比較した優位性など、新たな治療法として普及するには取り組むべき課題が多いのも現状です。我が国では2014年11月に「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」(再生医療等安全性確保法;略して再生医療法とも言われる)が施行されて以降、より厳密に厳格に実施されるべき医療となっています。

具体的な治療

02

自家培養皮膚線維芽細胞注入

自家培養線維芽細胞注入はご自身の皮膚を耳の後ろの柔らかい部位から少量採取して、国に認可された細胞加工施設において培養技術によりその皮膚組織から線維芽細胞を多量に増やした後、クリニックにてご自身の体(主にお顔)へ戻す(皮内注入)という新しい治療です。
この治療により加齢に伴うシワなどの改善が得られ、肌のハリの回復が期待できます。

自家培養皮膚線維芽細胞注入

自己脂肪組織由来間葉系幹細胞療法

本治療は、脂肪組織由来の間葉系幹細胞が持つ「体の中で損傷した部分を補修する力」に注目し、肝障害に対する治療をおこないます。

1. ヒト自己脂肪組織由来間葉系幹細胞投与による肝障害の治療

この治療では、患者様の腹部(腹部からが不可能な場合には臀部を検討)から皮下脂肪組織を10g ~ 20g 採取し、脂肪組織から分離した患者様ご自身の幹細胞を培養という技術で増やします。細胞の培養には約5週間かかり、一定の細胞数まで増やした後、幹細胞を静脈内投与(点滴)でお体に戻します。幹細胞はしばらくの間は体内を巡り、幹細胞自体の働きや幹細胞が放出する多種多様な成分の働きにより、傷ついた組織の修復を促します。このことにより、肝臓の障害を緩和し、QOL(生活の質)の改善をはかります。

ヒト自己脂肪組織由来間葉系幹細胞投与による肝障害の治療 ヒト自己脂肪組織由来間葉系幹細胞投与による肝障害の治療

2. 脂肪組織由来間葉系幹細胞群を用いた慢性疼痛に対する治療

患者様ご自身の脂肪由来間葉系幹細胞群を採取し、その幹細胞群を末梢静脈内に点滴投与をおこないます。脂肪由来間葉系幹細胞群を末梢静脈内に点滴投与することにより、脂肪由来間葉系幹細胞が持つ ①神経再生能力や ②神経損傷部の修復治癒能力、また ③抗炎症因子の働きにより、慢性疼痛の諸症状緩和を最終的な治療目的と位置付けています。
前述の1.の治療と違う点は、培養加工を行わないため当日に治療が完結します。培養で細胞を増やさない代わりに幹細胞以外の支持細胞群を含む多種多様な細胞を無加工で戻すことが利点です。その分、脂肪組織は多めに必要となります。(最低100g)

脂肪組織由来間葉系幹細胞群を用いた慢性疼痛に対する治療

3. 脂肪組織由来間葉系幹細胞群を用いた毛髪再生治療

本治療は発毛に有効とされる「成長因子」などのタンパクを頭皮の局所に投与すべく、それらを放出している「幹細胞」をご自身の皮下脂肪組織(主に下腹部など取りやすい部分)から取り出して利用するものです。
最低20g以上の脂肪を採取させて頂きます。そこから幹細胞を抽出する為、脂肪組織をある程度の量吸引採取する必要がありますがLipoLifeという安全性の高い機械を用いて脂肪を採取しますので、効率良く手術を受けて頂けるのが大きな特徴です。
また採取した脂肪組織を当院にて細胞分離洗浄機にて処理することで当日治療が完結します。

脂肪組織由来間葉系幹細胞群を用いた毛髪再生治療

自家培養免疫細胞療法

NK細胞療法は、患者様から血液を50cc ほど採取し、科学的な培養技術で刺激、活性化し、約3週間無菌状態で、数億~数10億個の自分自身のNK細胞に増殖させ、生理食塩水に溶かし、再び静脈から患者様の体内に戻すという治療です。

自家培養免疫細胞療法 自家培養免疫細胞療法

高純度脂肪注入術 LipoLife ( ライポライフ )

脂肪溶解に適したダイオードレーザー1470nm を使用。ダイオードレーザーは水分にのみ反応する波長で、麻酔の水分をターゲットにして蓄熱効果で脂肪細胞が繋がっている部分を溶解、剥がしやすくすることで脂肪細胞を壊さない状態で吸引します。レーザーの照射は血液凝固の役割もするので、術後の内出血が少なくなります。海外でも脂肪再利用(豊胸や顔への注入)に高評価で、個人差がありますが、非常に安全性の高い機械で従来の脂肪吸引と比較すると術後合併症の少なさは目を見張るものがあります。
当医院では主に顔や手の甲に注入しています。見た目の若返りだけではなく、ご自身の幹細胞も含まれているわけですから、肌質の改善も得られます。ヒアルロン酸注入よりも手術が必要な分だいぶ手間ですが、仕上がりは自然なものとなります。(※注入部分やその分量によっては、術後の腫れなど1週間前後のダウンタイムが必要になります。)
”ウルトラナノファット”:ヨーロッパでも使用されている技術で、幹細胞も含んだ細かい脂肪を注入することで肌質の改善が得られます。

高純度脂肪注入術 LipoLife ( ライポライフ)

セクレトーム療法・幹細胞培養上清点滴療法

実際にはセクレトーム療法という言葉は存在しませんが、最近注目されている個々の細胞が放出しているエクソソームと言う細胞外小胞の一つ(その細胞固有の特徴を反映しているタンパクなどの物質を有している)が幹細胞を培養している培養液内に豊富に含まれていることが分かっており、これを利用した点滴治療であることからこの呼ばれ方をしています。
老化の原因として、加齢と共に①幹細胞が減少する②細胞間でのコミュニケーションが少なくなると言われています。

老化のイメージとしては…
幹細胞が減る → 細胞のコミュニケーションが不足する → グループ全体(組織や身体)が活気がなくなる

セクレトーム療法・幹細胞培養上清点滴療法

ざっくりと言ってしまえば、このコミュニケーションツールが幹細胞の分泌するエクソソームであると言える

幹細胞治療のコンセプト:
自身の細胞を入れる場合は、コミュニケーションを豊かにしている人材を補充するイメージ

セクレトーム療法・幹細胞培養上清点滴療法

細胞や組織が活性化され、病態や状態の改善が得られます。お顔や肌などに局所注射やダーマペン4などによる投与も行っています。



● 未承認医薬品等であることの明示及び入手経路等の明示

本治療に用いられる未承認医薬品等は、医薬品医療機器等法上の承認を得てはいないものとなりますが、 院内調剤(一部外部委託)として、適法に調剤されています。
日本においては、未承認医薬品であっても、医師の責任において使用することが可能です。


● 国内承認医薬品等の有無についての明示

本治療に使用可能な同一性能を有する国内承認医薬品は他に存在しません。

価格表

03

自家培養皮膚線維芽細胞注入

  • ◆ 初回投与(初診料/検査料含む) ¥1,320,000(税込)
  • ◆ 2回目以降(1回につき) ¥495,000(税込)
  • ◆ 細胞凍結保管費用 ¥55,000/年(税込)

ヒト自己脂肪組織由来間葉系幹細胞投与による肝障害の治療

  • ◆ 初回投与 ¥2,791,800(税込)
      【内訳】
    • 初診料 ¥8,000
    • 検査料 ¥30,000
    • 脂肪採取料 ¥300,000
    • 培養その他費用 ¥2,200,000
  • ◆ 2回目以降(1回につき) ¥2,200,000(税込)
  • ◆ 細胞凍結保管費用 ¥55,000/年(税込)

脂肪組織由来間葉系幹細胞群を用いた慢性疼痛に対する治療

  • ◆ 初回投与 ¥2,420,000(税込)
    ※本治療は1回ずつ完結する治療です
  • 脂肪組織由来間葉系幹細胞群
    を用いた毛髪再生治療

    ¥1,980,000(税込)

自家培養免疫細胞療法

  • ◆ 1回投与 ¥385,000(税込)
  • ◆ 3回投与 ¥1,097,250(税込)
  • ◆ 6回投与 ¥2,079,000(税込)
  • ◆ NK細胞活性検査 ¥44,000(税込)
  • 高純度脂肪注入術(脂肪採取料含む)

    ¥440,000(税込)〜

セクレトーム療法・幹細胞培養上清点滴

  • ◆ 脂肪由来幹細胞培養上清 ¥110,000(税込)
  • ◆ 歯髄由来幹細胞培養上清 ¥110,000(税込)
  • ◆ 臍帯由来幹細胞培養上清 ¥330,000(税込)

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