アンチエイジング 遺伝子検査 リスクを有しているかを検査します

診療科にとらわれない診療「エイジマネジメント」外来。

現在、超高齢社会を迎え、健康長寿をどのように実現するかというテーマをもとに、アンチエイジングのためのクリニックであり、診療科にとらわれない“かかりつけ医”こそが、真のアンチエイジングドクターと言えます。

「老化とは?」

老化の特質

  • ゲノムの不安定性
  • テロメアの短縮
  • エピジェネティックな変化
  • タンパク質恒常性の喪失
  • 栄養感知の制御不全
  • ミトコンドリアの機能不全
  • 細胞の老化
  • 幹細胞の疲弊・枯渇
  • 細胞間コミュニケーションの不調

Cell Volume153,
Issue6, p1194-1217,
Jun6, 2013のFig1を改変
Y’sサイエンスクリニック広尾

老化は疾患

古くから腹八分目は長生きとか”To live longer, eat less”と言って、カロリー摂取制限が長寿をもたらすと伝えられてきましたが、その科学的根拠は明らかではありませんでした。

1935 年にコーネル大学のMcCay 研究グループよりカロリー制限でラットの寿命が顕著に延長することを動物実験で示したことを契機として、老化を遅らせる寿命延長のメカニズム関連の研究が急速に発展してきました。

具体的に挙げると、専門的になりますが、線虫の老化遺伝子AGE-1 や酵母の長寿遺伝子SIR2 などの発見、その後に続く哺乳動物の長寿遺伝子サーチュインファミリー (これは聞いたことのある方も多いかもです)の存在が明らかになり、種を超えた老化の研究から抗老化・長寿シグナル伝達系の分子メカニズムが解明されてきて、その後も多くの貴重な知見が得られ2019 年にはエリックバーデン先生が世界でトップクラスの科学雑誌Nature に、老化を定義するバイオマイカーが必要であることを発表しました。

その中で現在注目されているのがエピジェネティック・クロックという概念です。これをきっかけにして、2013 年にホーバス先生が次世代型シークエンサーを用いて、大勢のヒトの全ゲノム解析を行いました。その結果、凄いことが分かったのですが、我々が歳を取る(暦年齢)とそれに伴って非常に高い相関でDNA のある特定の部位にメチレーション(メチル化)という変化がたくさん起こっていることが分かりました。

つまり、暦年齢と細胞の年齢(DNA 年齢)に高い相関関係が成り立つことがわかったわけです。この細胞の年齢(DNA 年齢)はDNA のある特定の部位のメチル化を見てあげれば、その人の身体の正確な年齢が分かるということになるわけです。実際にDNA 自体ではなく、DNA を修飾する上に付着している様なイメージで、これをエピジェネティッククロックと呼んでいます。これまでは老化に関連する遺伝子があるはずであるとか、DNA の配列自体が影響を受けて老化に至るとか言った考え方が主流であり、同時に老化の基礎的なメカニズムを反映するのに十分なバイオマーカーはなく、ヒトの健康寿命や寿命を延伸する介入の分子標的を同定することは難しいとされてきましたが、ここに年齢を評価する指標が提唱されたわけです。これを契機に、そして近年の技術革新により、これらホーバス、ハムヌ、レバイン先生方の研究におけるDNA メチル化が老化のバイオマーカーとなるという論文が次々と排出され、我々の体内の様々な臓器・組織において、また細胞の正確な年齢を推定可能な時代に突入したわけです。このエピジェネティッククロックは「なぜ我々は歳をとるのか」という長年の核心的な疑問である生命の謎に迫り、さらには加齢自体を疾患ととらえて、それを治療しようという試みにまできています。これからの5 年10 年は間違いなく老化を治療する時代に入ってくると考えます。

アンチエイジングとは

アンチエイジングというと美容の領域を意識する方々が多いと思いますが、本来の意味は、「診療科にとらわれないトータルなライフケアのこと」と考えています。

最近では、アンチエイジングではなく、「エイジマネジメント」という言葉を使うようにしています。

「アンチ」には抵抗・対抗というイメージがありますが、私が追求しているのは加齢に抵抗するのではなく、健康でより楽しく年を重ねていくことです。心身ともに健康で長生きするためには、食や睡眠など生活習慣を見直すとともに世界最先端の医療を組み合わせることで、病気にならないで、長生きできるのです。

これまでの医療は死を直面した病気を早期発見し、早期診断、早期治療するのに対して、これからの医療は病気になる以前に、未病で治すといった予防医療として、いかに健康で、若々しく年をとっていくかということがテーマです。そういう意味では、アンチエイジングは、メンタル面も含めて、心身ともに充実したトータルライフを過ごす為の医療提供を目指すことです。もちろんその延長として見た目を美しく、若々しく保つための、美容も入ってきます。

しかしながら、美容だけを追い求めても、健康で長生きしなければ意味がありません。

具体的な治療

何気ない小さな不調が大きな病気の前兆であることもあります。

その不調の原因を見つけて改善するために、患者さん自身に自分の状態を十分に理解してもらった上で、長期的な視点から身体のケア方法を提案します。自分で身体の状態を理解することで効果も実感できるのです。

エイジマネジメントでは、病気の予防や若さを保つ上で、「筋」「骨」「ホルモン」「血管」「脳」の五つの機能がとても大切であり、血管年齢や酸化ストレス度、有害金属体内蓄積度検査や遅延型フードアレルギー検査などを行う事が重要です。

それぞれの老化度・バランスチェックを行うことで、通常の人間ドッグだけでは診ることのできない身体機能の加齢度まで客観的に評価することができるのです。病気になる前から、自分の身体の弱点や老化度を知ることで、予防方法を提案することができます。もちろん、オーダーメイドの検査、治療になります。

このように、血液検査、その他加齢に関係するバイオマーカーの評価を行った上で、それぞれの患者さまのニーズと目的に合ったプログラムをオーダーメイドで考え、食事指導や運動指導が行われます。患者さま方のニーズにカスタマイズされたプログラムは、ホルモンレベルの管理、最適な栄養摂取、運動の3つが相乗効果 を生み出すように作られており、このプログラムを実施することで、肌状態の改善、集中力の向上、認知症の予防、免疫系の強化、筋肉質の増強、脂肪の減少、性能力の回復など体験できます。

そして、その結果をふまえ、基本的には、食事や運動に関して指導することがベースとなるのですが、食事で補えない栄養素が必要な場合はサプリメントや点滴でとることになります。

最も実感できる治療は点滴療法です。血管から直接、栄養が行き渡る事によって、ダイレクトに実感できるのです。

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