ACRS療法(Autologous Cytokine Rich Serum)

『ACRS ~Autologous Cytokine Rich Serum~療法』

「自己サイトカインリッチ血清療法」 とは、 患者さん自身の血液中の成長因子や抗炎症性サイトカインを増やして顔や頭皮などの局所投与、 場合によっては点滴投与を行う治療です。

実際の方法は、 10~15ml採取し、 ドイツ製の特殊なガラスビーズの入った容器内で体内に近い温度で約3時間インキュベーションし、最終的に遠心分離器で血清を獲得して投与する物です。

ガラスなどの人工物の表面に血液が粘着することで成長因子や抗炎症性サイトカインを放出する反応を利用した方法で、 有効成分であるサイトカインは約5倍、 成長因子に関して515倍程度まで増幅されますので、 かなり高い治療効果が期待できます。

皮膚の真皮のコラーゲン産生を促し、 実際に肌のハリや艶・弾力性の回復、 皺の改善に効果的です。 また抗炎症作用がありますので、ニキビや炎症性肌疾患にも効果が期待できます。 さらに頭皮に注射することで薄毛や脱毛症の治療効果も高いです。患者さんご自身の血液から抽出しており、 また一切の添加物は使用していませんので非常に安全性の高い治療です。

ACRS血清

ACRSの原理

サイトカインストームという言葉で良く耳にするようになったサイトカインですが、現在までに数百種類が確認されています。その主な役割として免疫系に作用する重要な低分子タンパクですが、大きく分けるとすると炎症性サイトカインと抗炎症性サイトカインに分けられます。炎症性サイトカインは当然体に悪い作用を起こしますが、これがあるおかげで異物が入ってきた時に危険信号となり、免疫細胞などを刺激し動員、増殖に繋がりますので、完全悪ではありません。加齢現象(老化)は全身で微細な炎症を起こしている慢性炎症の状態が強く関与しているとも言われますので、この炎症と抗炎症のバランスが崩れることが、問題となります。

老化(慢性炎症)
炎症が優位になった状態

老化(慢性炎症)炎症が優位になった状態

炎症のバランスが保たれる
ことで抗老化に働く

炎症のバランスが保たれることで抗老化に働く

通常、私たちの体の中では、炎症性サイトカインとそれを抑える抗炎症性サイトカインがバランスよく共存していて、 健康な体の状態を維持しています。 しかし、 加齢とともに増加するがん、 動脈硬化、 肥満、 アルツハイマー病などの種々の疾患、 さらには老化そのものも慢性炎症によって病態が進行する可能性を示唆する証拠が見つかってきました。 初期ではほとんど無症状である慢性炎症の変化が、 種々の病気の要因となっている可能性があり、 その慢性炎症状態に、 「自然炎症」 のメカニズムも重要な役割を演じていると考えられるようになってきています。様々な要因によってこのバランスが崩れ、 毎日の生活習慣の中で細胞レベルでの老化を日々促進させます。 老化において、 炎症性サイトカインが促進させる意味でアクセルとすると、 抗炎症性サイトカインは抑制に働くという意味でブレーキといえます。
このアクセルとブレーキをバランス良く制御することが重要であり、ACRSによって効果的に制御を行うのが本治療の目的です。本治療の効果は、 程度に差はありますが 約1週間ほどで実感して頂けます。また、 2~3週間に1回の施術を3回から4回継続して受けて頂くと、 より高い効果が得られます。

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